南部江戸鉄瓶とは
南部江戸鉄瓶説明
南部江戸鉄瓶説明  
江戸鉄瓶は400年程前から続く伝統工芸の手作り技法(惣型法、焼型法)で作られています。同様の技法で作られる鉄瓶は数多くありますが、江戸鉄瓶のこだわりは、1つの鋳型から1個だけしか作り出さない製法を用いております。
一般的には1つの鋳型から数個を作り出します。数個しか作り出せない理由は、鋳型から鉄瓶を取り出す際、鋳型が傷む他、文様も薄れてしまうからです。1つの鋳型から1個だけを作り出すことで、繊細な文様は力強く鉄瓶の肉厚を薄くし軽さを実現させております。肉厚が0.5~1mm違うだけで鉄瓶の重さは相当変わってきます。鋳型と中子の隙間に溶けた鉄が流れ込み肉厚が決まります。肉厚を薄くする技術は困難で、鋳型と中子が一定の間隔でないと穴が空いてしまったり、鉄瓶の形が形成されません。
鋳型の製造段階で納得いかなければ壊して作り直し、鋳込み後、鉄瓶を取り出して少しでも仕上がりが悪ければ作り直すほど妥協を許しません。大変手間がかかり効率は決してよくはありませんが、このこだわりがあるからこそ手に取った時に判る使い勝手のよい鉄瓶が作られるのです。
江戸鉄瓶は、手づくりならではの味わいある鋳肌のきれいな鉄瓶で、鉄の硬さを感じさせない柔らかなフォルムを表現し、肉厚の薄さ、見えないところの処理(内部注ぎ口の付け根等)や、本体と蓋との合わせがとても優美。日本の美徳「わび・さび」を感じさせる美しい深みのある色。鉄瓶の内面は伝統技法の釜焼きを用い、さび止めのための酸化被膜をつけています。
南部江戸鉄瓶説明
南部江戸鉄瓶説明
南部江戸鉄瓶説明